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<<Operation.2 -前半- >>

<2006.7.17>

 
..OPERATION:2はかなり原作に近かったと思うんですよ。でも!!映像化した段階で省かなきゃいけない「説明」や行間の雰囲気もあるワケで・・・やっぱストーリーが、分かり難く仕上がっちゃってますよねぇ〜

もし観る前の方がいらっしゃったら、「コンピュータに論理矛盾は通じない」という、基本的な設定を頭に入れておいてください。どーいう事かっていうと、現実世界の機械と一緒で「AはBである」「AはBでは無い」という矛盾してる事柄を受け入れられないんですね。
もう一つ「人間が乗っていない方が運動性能が上がる」とFAFの戦術コンピュータ達が考えているという事も。
雪風ワールド、ハード&ソフトウェアの設計理念は、かなり現実世界に近いモノの様ですよ。

ってなワケでネタバレ&SFバカ炸裂マジ変態入ってんじゃねぇの?感想です。
サブタイトル「妖精さんはそこにいる!」(^^;)
〜・〜・〜
ジャムから逃れたが、旧雪風は爆散し、強制射出された零も基地に収容後も負傷したまま意識が戻る事は無く、半植物状態になっていた。

ブッカー少佐は、優秀なパイロットでもある零を手放し難く、外界からの刺激に反応するかも知れないと、脳波計測モニタを取り付け、特殊戦の戦術コンピュータに繋ぎ反応を解析させ治癒に心を砕く。

自分自身でも、日に数時間オフィスへ連れて来させ話しかけたり、雪風のコックピットへ連れて行ったり・・・独り言にしか見えなくても「零が自分の話を聞きたがっている」からと、話しかけ続けるブッカー少佐


職権乱用ですか、少佐?

〜・〜・〜
原作にあるんですってば(^^;)職権乱用じゃなくて、所属する「FAS:特殊戦闘部隊」は特殊な性格でなければこなせない仕事の為、常に人手不足。また、零は重要な情報も握ってそうなので是非回復させたい・・・
ちゅー設定があろうとも、映像化されると「愛情から看護してる」様にしか見えねぇっ!!

ブッカー少佐に 雪風の無人運用に立ち会う様、准将から呼び出しがかかった。
司令室へ行ってみると、そこには戦闘機無人化計画の推進者システム軍団のグノー大佐と、情報部ロンバート大佐も同席している。
有人の戦闘機を残したい少佐は、彼らの詰問に必要性を訴えるが、眼前に展開する戦闘で活躍している無人機の前では、勢いが無い。

戦闘も終り帰投しようとしている最中、雪風は自分達の基地に対して攻撃態勢を取り始めた。無人運転中、外部からのコントロールは受け付けず、誰にも雪風を止める事は出来ない。
・・・同時に部屋の隅で、意識の無かった零が何かに反応していた、まるで雪風の操縦でもしているかの様に。零の動きに合わせ基地は破壊されていく・・・

雪風の爆撃と共に零が目覚め、そして叫ぶ「ジャムはそこにいる 見えないのか!」
〜・〜・〜
このシーン気に入ってます♪戦術コンピュータに脳波を解析させてたら、雪風からリンクされてしまった様なんですよ、やっぱり操縦する人間が必要になったから。

なぜ必要になったか。

この辺は私の解釈ですが「ジャムがいるので攻撃する」「基地は攻撃対象では無い」が論理的に並び立たなかったのでは無いかと思うんですね。どちらが優先すべき事項なのか「決定するデータが足りない」
この足りない部分を補う為に零を探し求め、司令室内のディスプレイ全てに「Lt.FUKAI YOU HAVE CONTROL」と映し出しちゃうゆっきー。

理解できない、矛盾してるからとデータを無視する機能も無く、論理的ジレンマに陥って「私を操縦して!矛盾から解放して!」と絶叫してるんですよ!

 

 Let's Go くちうつし

ぎゃ〜かわええ〜♪ 
そんなゆっきーの叫びを聞いたら、脳波フラットでもそりゃ飛び起きますよね!!

・・・私「2001年・宇宙の旅」大好きなんすよ〜あの超有名コンピュータ:HALも、人間が矛盾する命令を入力した事が原因で、変な行動を取るんです〜2010見てだだ泣きました(^^;)
 
映像の方、前半は零が倒れてたお陰で、雪風のカットが多かったですねvv
格納庫から出てきてブラッドロードを駆け上がるトコなんか、凄い!!綺麗!!ちゃんと空気抵抗が描いてあって大気圏内を飛んでる様に見えるし、この不安定な走行は機体の軽い戦闘機ならでは・・・ミリオタにはたまらんネタなので、語り始めたら止まんねー(爆)
  
いや〜OPまで何度観ても飽きないです。アニメ(CG)でこんな表現が出来るなんて、GONZOの神業を見ました。

Operation.2-後半-感想 へ続く